雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

上弦前(月齢6.3)の月・上弦後(月齢9.3)の月

2024年05月19日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
まだ今月撮影した系外銀河の画像ストックもあるのですが、
今回は14日と17日夕に撮影した上弦の月 前・後の画像になります。

月の写真はずいぶん久しぶりで、前回ブログ記事に掲載した昨年10月以来になります。
わたしの場合、下弦の月~新月~上弦の月までが ”新月期” で星雲や銀河の撮影を優先しているのですが、
今回は上弦の月前後であっても、この時期は夜が明けるのが早く、
月が沈んでからの撮影はあきらめて早い時間帯に月の撮影だけを行ったものです。

撮影方法は長焦点のVC200L鏡筒とASI533MC ProのCMOSカメラで静止画撮影、
コンポジット・ウェーブレット処理AViStackを使用しています。
月面の揺れが少ないようなら、更にエクステンダーで1.4倍、2倍に拡大して撮影します。
残念ながら上弦の月を挟んだ二夜ともシィーング不良で更なる拡大は断念しました。

まずは 上弦の月前夜
今回は高輝度部の飽和に注意しながらASI533MCのユニティゲインのGain100で撮影しています。
(クリック箇所により北部・南部に分けて 元画像の50%サイズで表示)
撮影DATA : 2024/ 5/ 14 20:26’ Vixen VC200L(合成fl=1,800㎜)
露出0.025秒(1/40秒相当) × 48枚 ×2モザイク Gain100 ASI533MC Pro(冷却0℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット3(導入・撮影) ステライメージ9(画像変換・トーンカーブ) AviStack(コンポジット・ウェーブレット処理)
マイクロソフト Image Comosite Editor(モザイク結合)

続いて 上弦の月 2日後の月
(クリック箇所により北部・南部に分けて 元画像の50%サイズで表示)
撮影DATA : 2024/ 5/ 17 20:42’ Vixen VC200L(合成fl=1,800㎜)
露出0.02秒(1/50秒相当) × 32枚(北部)・× 28枚(南部) ×2モザイク Gain100 ASI533MC Pro(冷却0℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
以下 前の画像と 同じ

前回10月の検証結果から、ASI533MC & AViStackでの撮影および画像処理も効率的に行えるようになったので、
たまには良好なシィーングで、エクステンダーで更なる拡大撮影を行い
2x3モザイクなどで撮れる夜があるといいのですが ・・

結局 重い撮影機材を設営してライブビューで見てからはじめて その夜のシィーングの良否がわかるというのがつらい。
今回は2夜とも5段階評価で”2”というのがわたしの判定でした。


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日本海側への寒冷渦の通過で風が強い日が続き、
「かたてま野菜」の植え付けが遅れていたのですが
一昨日に日が傾いたころになってようやく植えることができました。
AKIYAMAさんからいただいた26代目の ”宇宙キューリ” もいざ大地に。
宇宙キューリ”は強い日差しが苦手かも?と聞いたので、日除け用に買ってきた いぼなしキューリ の苗も植えました

”宇宙キューリ”と言っても、26代も前の先祖の記憶はもうないでしょうね。


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